私が実施する研修の中に、時間管理(タイムマネジメント)研修というものがあります。
忙しいか暇をもて余してるかは別にして、時間は全ての人に平等に与えられています。決められた時間の中で同じことにチャレンジをして、得られる成果に差が出るのは単純に個人の能力の差だけが理由ではありません。
業務を遂行する上で必要な個々の技術力の向上を常に図り、慣性による質の低下を防ぎ、状態を最善に保つよう維持管理し、時間の推移や条件の変化に合わせて目標の修正を加え、最大の成果を目指す目標設定と進捗管理。これらは少しの工夫で驚くほど成果に差が出ます。
また、同じ作業を行うにしても予め手順を周知徹底することで、確認の作業に要する時間が減ります。
作業する人員には競争の原理と出来高による評価を加え、頑張ればそれに対して褒賞されるようにします。(必ずしもお金が貰える訳ではないのでお間違えなく)
結果は常に公表され、どれだけやればどんな結果に結びつくかということが明確になると、人は、「次は今以上の結果を叩き出すぞ!」と考えるようになることが研究で明らかになっています。
結果を求めるようになると仕事量も増えますが、同時に手法も自ずと変わってきます。なぜなら、今までと同じことをしていては同じ結果しか出ないことが分かるからだと思われます。
皆さんも時間や目標が自分自身に働きかけるとか、締め切りによる無言のプレッシャーなどを感じたことがあるのではないでしょうか。
主に時間管理は生産現場(工場やモノづくりの工房など)で活用されます。しかしどんな職場においても、今のやり方を見直す時に時間の概念を取り込み、意識して行動することで、今までより生産性の高い仕事が出来るようになります。
因みに、私は、PJMプログラムの時間管理(タイムマネジメント)プログラムの修了検定にパスした時間管理のプロフェッショナルです。貴社の生産性の向上に時間管理を導入してみてはいかがですか?