暑さ対策

2018年の夏は、大阪北部の地震、西日本各地での大雨、その後の「命にかかわる危険な暑さ」と言われるほどの、猛暑を超える酷暑など。日本がどうにかなってしまうのではと心配になったぐらいです。

誰もが「暑い!」と、言ってもどうにもならない言葉を連発するなかで、上手に暑さと付き合う方法はないものかと、調べてみることにしました。是非皆さんに、暑さ対策として実践していただき、この暑さを乗り越えて頂きたいと思います。

暑さ対策に詳しい専門家の話としてニュースで放映してた基本対策の3点を基準に、更に工夫をすることで効果的に暑さ対策をしていきたいと思います。

暑さ対策その1
日中の運動を控える

炎天下でのお仕事の方は「暑い日は仕事しない」という訳にはいきませんが、時間帯によって気温が比較的低い時間帯があります。

その日の予想最高気温までの気温の変化をグラフで見ると、朝から徐々に気温が上がり午後1時~3時に大体ピークを迎えます。

時間の調整が可能であるならその時間は避けて予定を立てることが大切です。一番暑い時間にもかかわらずその時間に外で作業する予定を入れるのは何も考えていないのと同じです。

一日中外で同じ作業をコツコツと繰り返すようなお仕事をされる方でも、その時間の仕事量を少なく設定し休憩を多めに取ったり、日陰での作業を取り入れたり、噴霧器により冷水を噴霧させるなどの対策が可能です。

オーストラリアでは、最も暑い時間帯(午後1時~3時)を外出制限時間としており、子どもを外出させた場合、監督責任のある大人が処罰されるそうです。これは紫外線を浴びることによる皮膚がんの予防で行われている対策だそうですが、今後、日本にもそういう対策が必要になる日が来るのかも知れません。

暑さ対策その2
冷房を効果的に使用する

1年間の電気代が最も高くなる季節が真夏と真冬です。そのため冷房を我慢し窓を開けて過ごしたり扇風機の生温かい風で我慢する方がいます。

特に「もったいない精神」で戦後の何もない時代を我慢や工夫をすることで節度のある生活を余儀なくされてきた方々は、暑くても我慢をしてしまう傾向にあると言われています。

先日74歳の女性の方が熱中症とみられる症状で亡くなっているのが発見され、見つかった時には窓が閉まっていてエアコンが点いていなかったそうです。

熱中症などで倒れる方の多くは高齢の方で、冷房を使うのは贅沢、体温を下げるために冷たい食べ物を口にするのも「私が我慢すれば済むこと」と仰られます。

気分が悪くなったり倒れてしまうことで治療費が掛かります。薬を買えば薬代が掛かります。入院すれば入院費が掛かります。家族がお見舞いに来れば交通費やお見舞いのお菓子代などが掛かります。何事も過ぎると良くないようで、適当という妥協点を見つけて調整することが大切です。

最近のエアコンは省エネモードを搭載している機種も多く、稼働時間を考えた利用をすれば、電気代が10年前に比べ1/3になっているそうです。また、クーラーという感覚で使用するのではなく、湿度や室温を一定に保つという意味で、年間通じて温度管理を行う設備としてエアコンを利用するケースも増えているそうです。

暑さ対策その3
水分と同時に塩分を取る

「こまめな水分補給を心掛けましょう」と、よく耳にされると思います。では何をどれくらい摂取するのが効果的なのでしょうか?一般的に、人の体から出ていく1日の水分量は約2.5Lと言われています。特に夏は汗で失われる水分を補う必要があります。しかし、水分補給といっても一度にたくさんの水分を摂取すると、かえって腹痛や下痢などの体調不良を引き起こす場合もあります。

汗の成分にはナトリウムが含まれています。汗で失った水分量を目安にして、水分と同時に失われる塩分(ナトリウム)も補給するようにしましょう。

大量に水分を摂ると身体が一定量以上の水分量に対して、もうこれ以上は飲みたくないという拒否反応を示すようになります。余分な水分は尿として排泄されるので、この時に脱水症の症状を起こします。これを自発的脱水症状と呼びますが、この状態になってしまうと自力では元の状態に戻れなくなり、運動能力の低下や、体温の上昇が起こり、熱中症の原因となります。

熱中症を予防するための水分補給は、飲料水メーカー各社から様々な製品が発売されていますが、単に水分を補給するものから身体に必要な成分を補充するものまでいろいろな種類があります。

失われた塩分の補充と同時に、糖質を含んだ製品も推奨されていますが、その理由は、長時間の運動で血液中のナトリウム濃度が薄くなることにより熱けいれんを起こす可能性があるからです。

その他の暑さ対策
日陰を最大限に利用する

その他の暑さ対策で気を付けておきたいポイントとして、日差しや日照時間が長くなることにより、暖められた路面からの熱が意外と高温になるため、熱中症の原因になる場合があります。

また、駐車中の車の中も直射日光の当たる所に駐車することで、約80度近くにまで車内の温度が上がることが知られています。駐車する際には、出来るだけ日陰を探し、日差しが車内に直接入らないように、フロントガラスに太陽を遮るボードを置いたり、太陽の方向に向けて車を停めないように工夫しましょう。   

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク