私が人材育成トレーナーとしてデビューする際に、色んなジャンルの知識を増やすために 「収入の10%を本代に充てなさい」と師匠から言われたことがあります。
その当時20万ほどの月収だったので毎月2万円を本代に充てていました。
2万円分の本代というと本の単価にもよりますが、冊数にして10冊~15冊ほどになります。
買うのはいいのですが読まないと本棚に読めていない本が溢れます。
時間の許す限り読み倒しましたが、その時に凄く苦しめられたのが「睡魔」でした。
眠くならないにしても、本を読んでても何故か全然頭に入らない時ってありますよね。
その原因の大部分は集中力の欠如らしく、すぐ他のことを考えてしまったり脳が機能を停止しているかのように急に眠くなったりします。
読書の際の集中力の欠如に対して、皆さんに紹介できる対策をいくつかご用意致しましたので一度試して頂きたいと思います。
私自身も実践している方法ばかりです。
先ず、読む時間なんですが、寝る前はリスク大で一日の疲れがドッと出る時間なので、集中力が途切れ易く、しかもそれがお風呂上りともなると完全にリラックスモードに入り呼吸が整ってきますので、一日のうちで最も避けたい時間です。
そういう意味では、朝起きた時にはまだ眠気が残りますが、段々脳が動き出し、身体が起きる準備に入る時間で、まだ家族が寝静まっている時間に一気に読むのが最適だと思います。
読み始めて「集中できてないなぁ」と感じた時には、ノートを用意し文字を読みながら気になった部分を絵で表したり、表にしたり、文章そのものを書き写したりすると、集中力が徐々に高くなってきます。
また、ドキュメンタリーのナレーターや本の朗読ボランティアのように、読み聞かせをしているような口調で実際に声に出してスピードや抑揚を変えながら読むと、読んだ言葉が耳から入ることで状況が自然と頭に思い描かれ印象に残る効果があります。
登場人物を実際の人物に当てはめてみたり、テレビドラマのように映像を頭の中で想像しながら読むと印象に残り集中力も持続できます。
いずれにせよ「読書の秋」と言われていのは、気温や湿度を考えた時に、秋の気候が本を読むのに一番適しているという理由からなので、先ず気に入った本を探しに大きめの本屋さんに出かけて一日かけて読みたい本を探すのも楽しいかもしれませんね。
では、また。良い本が見つかったら教えて下さいね。