focusingで人生が変わる(実証済)

「focusingで人生が変わる(実証済)」また変わったタイトルを付けてしまいました(笑)

昔、「見る」ということについて研究したことがあります。

そこで興味深いことがたくさん判ったので研修プログラムを作って「focusingセミナー」というのを開催したのですが、研修から受けた影響がよほどインパクトが強かったのか、セミナーを受けた方から人生変わりましたってお便りをたくさん頂いたことがあります。

focusingの直訳は「焦点を合わせる」ってことなのですが何かfocusingするのに秘訣やコツがいるわけではなく、私たちが日常何気なくしていることを意図的にやるだけなので超簡単です。

ただ、focusingが意図的に出来ると本当に人生変わります。

じらして申し訳ないですが、文章でお伝えするのが勿体ないほど効果があります。

分かり易く説明しますから集中して読んで下さいね。

男性なら車、女性なら台所のコンロを思い浮かべて下さい。仮に車の色を白、コンロをグレーとします。

毎日使う物で愛着があり、大切にしている物であればあるほど綺麗にしたいですよね。

綺麗好きで掃除が億劫(おっくう)な人でなければこまめにお掃除されていることと思います。

ところで皆さんのお手元に車の色とよく似た微妙に色の違う色見本を10枚用意しました。コンロの色によく似たグレーの色見本も色を少しずつ変えて10枚用意しています。

さて、白にも微妙に色の違いがあり、真っ白からアイボリーに近い色までいろいろあります。同じくグレーにも薄いグレーから濃いグレーまであります。

「その色見本の中から車の色やコンロの色と同じ色を選び出してください」

毎日乗ってる車で、洗車も「どんなにサボっても2週間に1回はしてます」と言っていた方が頭を抱えて悩んでいます。

コンロも毎日の料理をする際に使っているにもかかわらず、奥様も自信無さそうな顔をされています。

100人に同じ質問をして正解は43人。ほとんどの人が微妙に違う色を選んでしまいました。

次に「車のドアミラーの形を絵に描いて下さい」「同じようにコンロのごとくの絵を描いて下さい」とお願いしたところ、なんと‼ちゃんと書けたのは5%以下つまり100人中5人もいなかったのです。

毎日見ているようで見ていないという事実はよくある話ですが、この見方に問題があります。集中力の欠如を招きます。というか集中できない人になります。

もうひとついきます。あなたの手の指の中で一番長い指は何指ですか?

これも分からない人が居ました。でも正解率は高めで80%近い人が正解でした。ただこれは、人間の手の中で中指が一番長いということを予め知識として持っていた可能性がありましたので、質問を変えました。

中指の次に長い指は何指?と聞くと、なんと!半数以上の人がわからないという事実。

自分の指なのに・・・見ていない。

まあ、手はじっくり見ないかもしれないので、毎日顔は洗うでしょうし、鏡も見ているはずなので顔にしましょう。「似顔絵を書いて下さい」

絵心の問題もありますが、誰もちゃんと書けない。

目の位置、鼻の形、口の大きさなど、みんな滅茶苦茶。

自分の顔も分からないなんて・・・なんで・・・?全員唖然としていました。

見ることがいかに出来ていないかということに気づいて貰った後に、いよいよ本題に入ります。

先ほどの車の話ですが、洗車した後に少し離れて車を見ると綺麗に見えます。でも汚れている所は無いかという視点で見ると汚れているところが見つかります。

さらにどこがどのように汚れているかという視点で見ると汚れている個所の汚れ方まで分かります。

つまり、何をどのように見るかで見え方が変わってくるということです。

ここまでは実際にどう見えるかという見え方について話してきましたが、さらに応用編に行きたいと思います。

誰かが言ってた「気配り目配り思いやり」っていう3点セットがあります。

気配り上手な人は人から好かれたり、出来る人として評価されることが多いと思います。

勤務先や同じグループの中にもそういう人がいるのではないでしょうか?

では、気配りが出来る人というのは出来ない人とどこが違うのでしょうか?

それはちゃんとfocusingの視点で見ているか見ていないかの違いなのです。

気づけるか気づけないかで自分の態度が変わります。人と接する態度が変わると人からの評価が変わります。良い評価も悪い評価もです。

評価というと成績を付けられているみたいなので言い方を変えますと、他人からの見方が変わります。

あなたを取り巻く環境も変わります。

今まで見えてなかったことが見えてくると、行動が変わり、結果が変わります。

そうすると自分の人生が変わります。

どこに焦点を合わせるか?それを「focusing」と言います。

焦点を合わせるのとただ見るのとではかなり違いがあります。どちらかと言うと焦点を合わせる時の見方は観察に近い感覚です。

他人の性格や感情は見えません。だけど想像することは出来ます。分からないからこそわかろうと努力することが最も大切なことなんです。

それが人に対する気配りです。

では次に、仮にもの凄く観察力が優れていて誰もが気づかないことに気づける人がいるとしましょう。

もしその気づける人が、気づいたことをどう行動に移すかという点で、優先順位や判断基準が間違っていれば、理解不能な変な行動を取ったりします。

また気づくことは出来たとしても、コミュニケーションを取るのが苦手な人は行動に移せないでいることもあります。

常に観察できる目で物事を判断し、状況にあった対応が出来るよう訓練する必要があります。

focusingが出来るようになれば、気づいていない人より早く行動できます。

したがって、テキパキ行動できる人は気づいたことを直ぐに行動に移す能力が優れた人と言えます。

仕事が出来ると言われる人は、視点が鋭く、見るべきところをちゃんと見ています。余計なモノを見て時間を取られたり、無駄な行動をしたりすることはありません。

長々とお話ししましたが、最後に・・・

今日ここでお話ししたfocusingは鍛えることが出来ます。

今まで気づかなかったことに気づくようになり、その場に合った正しい行動が出来るようになれば必ず周りの人から感謝されて求められる人になります。

不定期ですが、今後も「focusingセミナー」は開催していきたいと思います。

開催する前には皆さんに告知していきますので是非ご参加下さい。

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